++++++ カゴメカゴメ ++++++


1:水子説
歌詞から推察される説の中で、結構オーソドックスなのが、この「水子説」ではないでしょうか。

かごめ、かごめ・・・・・・・・籠女。囲まれているから、母胎の中に囲まれている
かごのなかのとりは・・・・・・母胎に宿る胎児
いつ、いつ、でやる・・・・・・いつ出てくる=いつ生まれ出てこられる
よあけのばんに・・・・・・・・朝方に、夜明け頃
つるとかめがすべった・・・・・「鶴と亀=おめでたい事(物)」の象徴が滑った=無くなった
うしろのしょうめん、だあれ・・後ろにいるのは誰?

この解釈は、単に流産したとも考えられますが、間引きした(された)との見解が強いです。

ちなみに、これ書いてたら、背後から小さな音で「ブゥーーーーン」って音が聞こえて来ちゃって
思わず振り向いちゃった。えへ。


2:狂人説
これも結構有名かもしれません。

かごめ、かごめ・・・・・・・・籠女。昔は精神状態の芳しくない方を、家の奥の部屋や蔵などに幽閉した
かごのなかのとりは・・・・・・閉じこめられている人
いつ、いつ、でやる・・・・・・いつ出て来られるのか
よあけのばんに・・・・・・・・朝方に、夜明け頃に
つるとかめがすべった・・・・・籠女が暴れている様子
うしろのしょうめん、だあれ・・後ろから見て(覗いて)いるのは誰?
昔から戦前頃まで、精神病院(病棟)というものが無かった(少なかった)ため、
精神状態の芳しくない方を、その家の者が部屋に幽閉していたと言います。
一度幽閉されれば、ほとんどの場合、外に出られることは有りませんでした。
幽閉した時にいた家族(関係者)以外、誰もその存在を知ることは有りませんでした。
葬儀さえ密葬にしたようです。その後、その家に嫁いできた者、また生まれた子供たちも、
家族であるにも関わらず知らされませんでした。
幽閉された者は、時々暴れ、また、皆が寝静まった頃(夜明け頃)にそっと抜け出し家族の部屋を
覗いていたことなどがあったようです。
その他、精神的には良好だけど、出戻りの女性などは「家の恥」とされ、幽閉されたと言います。

ああっ・・今度は携帯のアラームが!自分で設定したのにビックリしちゃった。えへ。


3:処刑説
かごめ、かごめ・・・・・・・・籠の目
かごのなかのとりは・・・・・・檻の中の囚人
いつ、いつ、でやる・・・・・・いつ出て来られるのか
よあけのばんに・・・・・・・・太陽を見ることは無い
つるとかめがすべった・・・・・長寿の逆の意で、死
うしろのしょうめん、だあれ・・囚人の後ろに立ち、首を切り落とす執行人。又は、切られた首は
               転がり落ち、顔は「後ろの正面」になる。


4:徳川埋蔵金説
糸井さん、もう探さないのかなぁ…。
徳川家康は遺言により天海大僧正の手によって、日光東照宮に祀られた。
「かごめかごめ」の歌を作ったのは、天海大僧正であるという説から、こんな伝えがあるようです。
『徳川埋蔵金は鶴と亀の像(?)をひっくり返した(掘り起こした)土の下に、
籠に入って隠されている。』…うーむ。


5:みあれ信仰説

「みあれ」とは、新しい霊力を神から賜る「顕現(みあれ)」と、神の命は
毎年生まれ変わる(新しくなる)という「御生れ」という二つの意味があります。

民俗学的にこの歌詞を分析すると、みあれ信仰の中から生まれたという説も浮上します。

昔は、困ったことがある時や、物事を占うとき(これは今でもそうかも)は神によくお伺いをたてました。
神の言葉は難解で、一見意味不明であり、そしてそこにカリスマ性や価値を見いだす者がいました。
子供は純真で新しい生命であり、神が降臨しやすい存在と見られていたことから、神儀を行う際、
神の尊持ちをしました。神が降臨した子供にとって、カゴメの中で目を覆い、背後にいる者を
言い当てることは何ら難しいことではない遊びなのでしょう。


6:古代人による宇宙信仰説

かごめ、かごめ・・・・
この説では、「かごめ」を籠女ではなく、単に「籠(もしくは籠目)」として解釈しています。
籠というものは、皆さんご存知だと思いますが、この文字にご注目あれ。竹冠に龍で籠。
これは、龍が竹で守られている状態を表します。そして、龍が竹で守られている場所というのは
「神社」なのです。よく、神社の周りで竹林や竹垣を見ませんか?神社には必ず鳥居というものがあり、
そこに締め縄が掲げられています。この!締め縄が!龍なのです。
この辺からだんだんニューエイジ系の話になるので、馴染みのない人にはつらいかも・・。
宇宙には、+のエネルギーと−のエネルギーがあり、双方が作用し中和された状態で均衡が
保たれているという考えがあります。たとえば、両手の平を前で同じ力で押し合うと右にも左にも
動かないような感じです(よけい解りにくいかも…)。
さて、昔からよくある竹垣というのは竹を×の様にして作られています。
この×の形に作るところがポイントで、×の上の部分からは+のエネルギーを、
下の部分からは−のエネルギーを受け真ん中で中和するという宇宙理論上完璧な
パワーバランスにより、龍を守護しているのです。
ちなみにお城や蔵の壁の下部分のところに見られる籠目模様(良く忍者が隠れてる?ところ…)
もこれにあたります。
以上のことから、かごめとは神社のことである、とも言われています。

かごのなかのとりは・・・
メロディーに合わせると「かーごの・なーかの・とーりいはー」と聞こえます。
この場合「とりは」でなく「とりいは」で解釈していきます。
そうすると、「籠の中の鳥居は」という文章にもとらえられます。神社に必ずある鳥居は、
鳳凰を表しているとも言われ、締め縄で表される龍とともに神社を守っているのです。
また、昔から竹は、縁起の良いものとされ(かぐや姫が生まれたり…ね。)、寺社仏閣や
伝統的な日本庭園ではよく見かけますが、これは「竹が生えている場所には鳳凰が現れ守護する」と
いう言い伝えがあり、この鳳凰も神社を守護しているわけでつ。

いつ、いつ、でやる・・・
これも、メロディーに合わせると「いっつー、いっつー、でやる」と聞こえます。
さらに「でやる」は「である」と言う説もあります。ここでは「である」で解釈します。
ちょっと無理があるように思いますが、「いっつー」=「一対」と解釈できます。
前記した鳥居=鳳凰は一対であると解釈します。

よあけのばんに・・・
これは、意味を良く良く考え見ると、夜明けの晩=夜が明けた日の晩=つまり一日中・朝から晩まで、
ということになります。

つるとかめがすべった・・・
鶴は天高く飛び、亀は地を這うようにゆっくりゆっくりと歩みます。これはその人それぞれの事を
表しています。大空を飛ぶように華麗に転身を続ける人、またゆっくりゆっくりと
コツコツ前へ進む人、すべての人の事を表しています。
または、2本足の鶴=大人と4本足の亀=赤ちゃんを表しているとも言われ、
人の人生を表すとも言われます。「すべった」はやっぱり、失敗を表します。
「よあけのばんに」と「つるとかめがすべった」を併せて考えると、朝から晩まで
(生まれてから死ぬまで)神社に入り浸って神頼みしていてはいけませぬ、という、
困ったことがあるとすぐ神頼みしちゃう人間に対し戒めているフレーズだと考えられます。

うしろのしょうめん、だあれ・・・
後ろ、と聞くと「自分の後ろ!?」と考えがちですが、この説では鳥居の後ろと考えます。
鳥居の後ろ(神社の奥)にいて正面を向いているのは…そう!神様です。

まとめ
で、結局なんなのか?っていうと、この説では、朝から晩まで神頼みばかりしていないで、
ちょっとは自分で努力しなさいね、と神様が助言している歌ってことになります。
ここまで読んでくれた人、どうもありがとう。


7:六亡星説

かごめかごめ・・・
ここでも「かごめ」は籠目と解釈します。この籠目の形は、4:古代人による宇宙信仰説の
竹垣の×の形ではなく、竹籠の目の一つを取り出した△と▽が重なった形を六亡星として考えます。
六亡星は人間・気天・阿修羅・餓鬼・畜生・御獄の六道輪廻を表しています。
(ダビデの紋章とも言われ、これは陰極の世界=霊界を表していると言われています。)
かごめかごめで遊ぶ?時、子供たちは互いに手を取り、真ん中に座った者を囲みぐるぐると回ります。
ぐるぐる回る者は六道輪廻を表します。

かごのなかのとりは・・・
「ぐるぐる回る者=六道輪廻」に囲まれ、囚われた魂を「籠の中の鳥」に喩えています。
真ん中に座った者は六道輪廻に囚われた魂なのです。鬼じゃなくて。

いつ、いつ、でやる・・・
そのまんま、いつになったら出られるのか・・ってこと。
輪廻転生、生まれ変わることはいつになったら終わるのだろうかってことです。

よあけのばんに・・・
夜明けではなく、ここでは「世明け」。晩は「世紀末」です。

つるとかめがすべった・・
鶴と亀がすべる、ということは、おめでたいものが裏返るということ。
おめでたいもの(陽)が裏返る=おめでたくないもの(陰)が現れるということを表し、
陰陽の交替を表しています。歌詞にのっとっておめでたくないもの(陰)としたけど、
たぶんここではおめでたい、おめでたくないは関係なく、世界が変わる、ということを
表しているのだと思います。今現在だって、陰の時代だしね。

ピンポーンって今度は宅急便が!だから驚くっつーの!ホントに。



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